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2011.07.08 (Fri)

Habaranaのおじさんへ

先月、仕事で帰国中の夫の代わりにPolonnaruwaへ行った私は、
Habaranaのおじさん(名前をちゃんと知りません)が入院したことを知った。

Habaranaおじさんとスワンナパリおばさん夫婦は、決して裕福ではないHabarana村の名士。
村の役員を務めながら、いつも村の人達のことを心配している仲のいいご夫婦。

「どちらかと言うと社交的で外交的なスワンナパリおばさんを
ゆったりと頬笑みながら支えるHabaranaおじさん」と、いうコンビ。

友達が、スワンアパリおばさんに用事があって、家に電話すると、
必ずHabarabaおじさんが電話に出て、「マダム♪ お電話ですよ~❤」と電話をつなぐ。

そんなおじさんが入院した病院は、Polonnaruwaの政府の病院。
(ちなみにスリランカは、政府の病院の場合、医療費は無料)

お見舞いは12時~1時の間と教えられ、時間内に病院に入って行ってみると・・・・

政府の病院内に入るのは初めてだった私。ちょっと驚いたのは、外科病棟。
病室に入りきれない患者さんたちが、ベッドごと、外の廊下に寝ていて、混雑極まりない状態。

内科病棟と思われるところなど、何か所か回ってもおじさんの姿は見当たらない。
勿論、看病しているはずのスワンナパリおばさんの姿も見えず。

2~3周病院を探し回ったところで、看護婦さんからおじさんがICUに入っていると聞かされ、ビックリ!

急いでICUに行ってみると、丁度、面会を終えてICUから出てきたスワンナパリおばさんと目が合った。号泣しているおばさんに押されるようにICUのおじさんのところへ。

Habaranaおじさんは、心筋梗塞を起こし、肝臓も悪かったそうで、Habaranaの自宅そばの病院から緊急搬送されたとのこと、ICUに入るまでは、まだ意識があったそうだけど、私が会えた時には、すでに人工呼吸器につながれ意識のない状態。

おじさんに会って、そんなに時間のないことを私は知ることになり、
おじさんの耳元で、思わず・・・

「今までありがとうございました」「おじさんの人生は素晴らしかったね」と語りかけていた。

ICUから出てくると私もスワンナパリおばさんをハグしながら号泣・・・・。

おじさん、おばさんには3人の息子と1人の娘がいて、長男はドイツ。次男はモルディブ。三男のみスリランカで警察官をしている。

ドイツの長男さんは、帰国のめどがたたないらしく、せめて次男さんだけでもと言うことで、ドクターから父親の病状の証明書をもらい、モルディブの勤務先へFAX送信。それで、初めて、帰国する許可を雇い主から貰うらしい。

3日はかかるということで、何とか息子さんが戻るまで、おじさん待っててあげてね・・・と、
勝手に祈ってしまう私。

翌日、ドクターと話しをした「おばさんの弟さん」から、
「人工呼吸器は、これから入ってくる患者さんが生きる可能性を持っていれば、
おじさんから外して、そちらに回すこともあるので、そのつもりでいてください」
と言われたと聞き、病院に何台もあるわけではないんだと再認識。
だいたい3日ぐらいで外されてしまうのが普通らしい。

私立病院では、彼らの言うこのスペシャルな機械は、一日約10000ルピー。
だから、3日くらい使用するとドクターの方から、これからも使うかどうか聞かれ、
家族が決断するのだと言う。

政府の病院でも、やっぱり支払うのかしら?と、
知り合いの奥さんに尋ねると、そんなお金が払える人たちばかりなら、
政府は無料で医療を提供したりしない。
払えないから無料にしないと医療を受けないのよ。
と、教えてもらい。そりゃそうだと納得。

おじさんに病院で会ってから4日後、おじさんが亡くなったとの知らせ。
おじさんは、モルディブの息子さんが来るのをちゃんと待っていてくれた。

Habaranaのおじさんへ
「おじさん、長い間ご苦労さまでした。これからもおばさんを見守ってあげてくださいね。」 アンマ

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