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2012.02.03 (Fri)

ムスリムのスリランカ女性の心を救ったのは・・・

みなさん こんにちは
日本は、節分ですね

今日は、久しぶりにお茶でもいかがですかね

illust-hokkori3.jpg

この前、日本から友人が来ていたんですけど、
知り合いのマダムの家に呼ばれて、お邪魔したんです

そこには、マダムのお友達や姪御さんたちも来ていて
思いもかけず、ちょっとした井戸端会議になって・・・

そこに、後から40歳くらいの女性がみえてね
ちょっと暗い感じだったんですけど
理由はすぐにわかりました

45歳のご主人を癌で亡くされて間もなかったんです

お子さんのいないご夫妻だったけど、
とっても愛し合って、仲良く生活されていたみたい

会社を経営されていたご主人は、大きな家も残されていて
これからの生活に困ることは無いようでした

でも、しゃべりだすと涙しか出てこないようで・・・
彼女は、ムスリムの女性
マダムは仏教徒です

それでも、ひょんなことから知り合いになった彼女を
マダムはほっておけず
「あなたは、一人ではないと励ましてきたみたい」
「日本人の友達を招くので、来てみたら?」と、
声をかけていたようです

ティーカップillust-pan9

しばらく彼女の話しを聞いていた日本人の女性がね
「私も、あなたと同じ」と言いだしたんです
「私も主人を癌で亡くしたのよ」って

「私は、主人に頼りっきりでね
 たとえば、家の電球が切れると、電球を買ってはおくけど、
 主人が帰ってくるまで、取り付けないで待っていて
 だから、そんなこともやったこともなかったの」

「エ!私もそうです」ってムスリムの女性

「それから、買い物をして帰ってきて、マンション住まいだから
 エレベーターまで運んで、家に持っていってくれるのも主人だったわね
 車も免許は持ってたんだけど、運転は主人がしてくれたので
 私は、運転することもなかったの」

「私もです
 夫は、とっても強い人で、風邪一つ、熱もろくに出したこともなかったのに
 最初に、病気になったのが、癌でした」ってムスリムの女性が言うと

「あら~、私の主人もまったく同じよ」ですって・・・

「だから、あなたの気持が良~くわかるわ」って日本人

ムスリムの女性の顔が、だんだん、ほぐれていくのがわかりましたね

「私、子供はいるんですけどね、みんな、それぞれ独立して
 だから、今、私は、一人暮らしなんですよ
 泣くな!って言ったって、悲しいのだから、泣いていいですよ

 私も同じ時期に、悲しむことは悪いことじゃない って教えてもらってね

 しばらくして、主人が、最後に私にプレゼントしてくれたのが
 私が、自分で車を運転することだったと気がついて・・・

 主人を病院へ連れていったり、私自身がお見舞いに通うのに
 どうしても運転しなければならなくなってね

 亡くなった後に、運転をして外に出かけるようになって
 少しづつ元気になってきたのよ

 今日、こうやってスリランカに来れているのも主人のお陰様(^v^)」

「私も、今、運転免許を取り始めようと思ってました
 あなたを見ていると、信じられないくらい、いい笑顔です
 いつか、私も、あなたのように笑顔になりたい

 今日、あなたに会えたのは、神のご守護です」

ムスリムのスリランカ女性と仏教徒の日本人女性
英語と日本語の間に入りながら
こんな出会いがあるんだな~って思ってました

きっと多くの人に、励まされたり、心配されたり、アドバイスをもらったり
してきたであろうスリランカ女性は、たった一人、ことばも違う
20歳以上離れた、日本人女性に、これからの自分の生き方を
見ることが出来たのでしょう

私たちが、マダムの家を後にしてからも
彼女は、1時間以上、マダムと今夜の出会いに感謝して
話しをしていたと言います

国が違おうと、ことばが違おうと、信仰が違おうと
こんな風にお相手の思いに立てる人に出会うだけで
心が救われていくものなのだな~って

地球は一つですね         アンマ

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